雅な世界 | つれづれ読書日誌

雅な世界

『陰陽師』

 夢枕 獏  文春文庫

平安時代、鬼も、もののけも、存在していた時代。
人はその存在を畏れ、または敬い、共存していた。
清明は大内裏の陰陽寮に属する陰陽師。
その類まれな力で、この世ならぬ不可思議な事件を鮮やかに解決する。


陰陽師ブーム、というか、安倍清明ブーム、の先駆けになった本。

文間に、なんというか雅な空気、こう、のんびり~という感じが漂っているように思われます。
岡野玲子さんでコミックスにもなっているんですが、私は断然、この原作の方が好きです。

陰陽師のシリーズは基本的に短編集なので、読みやすいです。


著者: 夢枕 獏
タイトル: 陰陽師(おんみょうじ)